Tajimi Custom Tiles

AOI CELESTIE COFFEE ROASTERY

有限会社永山祐子建築設計

2025 | 愛知, 日本 | 押出成形 | 使用面積 180m²

—— 空間自体のデザインコンセプトについてお聞かせください。 また空間内のどのような場所でタイルを使用していますか。

地域のランドマークとなる建物として、ひらりと空から舞い降りてきたような軽やかな屋根をもつ、中庭を包み込むような建築を考えました。 焼き物文化の根付く愛知県での計画であることから、この建物を特徴づける大屋根の仕上げの他、内装の随所にタイルを使用しています。

—— 今回制作したタイルについてお聞かせください。 デザインコンセプト、タイルでどのような表現をしようと思ったか、どんな機能をもたせようとしたのか、こだわり部分などご自由にお聞かせください。

オリジナルで制作をしていただいた屋根タイルは、空を写すような青のグラデーションが特徴となっています。溝型のボーダータイルに釉薬の厚みによって色の変化を作り出し、上から下に向かって青色が濃くなっていくように計画しました。雨の日は凹面に水が流れ、庭先の木々に落ちていくイメージです。

—— 以前もTCTでタイルを制作してくださっています。今回新たに発見したり感じた、タイルという素材の面白さや可能性などありましたらお聞かせください。

手作業で制作をしていただいた焼きムラのある28,000枚に及ぶタイルを、職人さんに一枚一枚貼っていただき、青のグラデーションが実現しています。ガラス釉が反射してキラキラと漣のように見える時間があって、想定できなかった美しさがありました。 美しい発色を保ち続けてくれるタイルによって、これから100年先もこの場所のシンボルであり続けることを願っています。