Tajimi Custom Tiles

TACTILE HOUSE OSAKA

MMA Inc.

2026 | 大阪, 日本 | 鋳込成形 | 使用面積 75m²

—— 空間自体のデザインコンセプトについてお聞かせください。 また空間内のどのような場所でタイルを使用していますか。

1962年大阪府和泉市創業、上質なウールから織られる「ウィルトンカーペット」を作り続けてきた堀田カーペット。この堀田カーペットの新プロジェクトである、カーペットや工芸建材を体験できる場所「TACTILE HOUSE OSAKA」を設計しました。 1階がオフィス、ショールーム、2階がショールーム兼宿泊施設という構成の建築です。 2階のスペースには、多様な「工芸建材」を取り入れ、空間全体がそれらの素材の持つバランスを引き立てるようにデザインしています。「自宅にいる気持ちで空間を体験してほしい」という要望があったので、特殊なデザインではなく具体的な商品の使用イメージが湧きやすい設計を目指しました。 タイルはその機能性を活かして浴室、テラスの床と壁、トイレの床に使用しています。

—— 今回制作したタイルについてお聞かせください。 デザインコンセプト、タイルでどのような表現をしようと思ったか、どんな機能をもたせようとしたのか、こだわり部分などご自由にお聞かせください。

浴室をぐるりとタイルで覆いたかったので、入角部分用にRのタイルを作りました。床から壁へグラデーションでつながるよう、床は無釉のタイル、壁はグラデーションタイル、釉薬タイルとしました。 デザインについては、釉薬の透明感や美しさをもっと表現出来ないかと考えるところから始まりました。タイルの生地に砂を多めに入れ、透明感の高い釉薬をかけてもらうことで、生地の表情がうっすらと透けて見える美しいタイルになりました。ガラス質釉薬で発生する細かいひび、貫入の表情が好きだったので、貫入が出てもはじかず使用しています。

—— 以前もTCTでタイルを制作してくださっています。今回新たに発見したり感じた、タイルという素材の面白さや可能性などありましたらお聞かせください。

平面なタイルだけではなく、形を工夫することで色々な空間表現が生まれそうだなと思いました。